【新唐人2013年10月2日付ニュース】先日処刑された瀋陽の露天商・夏俊峰さんの初七日にあたる10月1日、地元瀋陽市で葬儀が行われました。中国の各地から多くの民衆が駆けつけ、夏さんを送り出しました。
1日、あいにくの曇り空の遼寧省瀋陽市。午前8時20分、葬儀が始まりました。妻の張晶さんが遺骨箱を抱きかかえ、13歳の息子が遺影を捧げ、自宅から出ました。葬儀の車列が同時にクラクションを鳴らすと、一行は瀋陽市の共同墓地に向かって出発しました。葬儀には夏さんの親族友人のほかにも、地元や各地から多くの熱心な人々が駆けつけました。
北京の人権活動家 胡佳さん
「夏さんを送っている途中で、墓地に向かっています。長い車列が続いています。我々は北京から、ほかの地方からも、100人以上が来ています」
北京の人権活動家・胡佳さんによると、夏さんの自宅アパートの外では不審な人たちが見張りをしていたそうです。
本部をアメリカにおく人権団体“公民力量”は近日、中国全国の民衆に10月1日の午前10時1分に一斉にクラクションや鉄の鍋など音の鳴るものを鳴らして、夏さんを送るよう呼びかけました。遼寧省からの複数の陳情者がこの呼びかけに応じ、紙を燃やすと同時に茶碗を鳴らし、夏さんを悼みました。
遼寧省陳情者 劉華さん
「彼は生きていくために、結局は命を亡くしてしまいました。この体制が公民に合法的な権益を与えたことは一度もありません」
あるネットユーザーはこのような言葉を書き込みました。“夏さんのご冥福を祈る。天国には城管もいなければ、中国共産党もいない”
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/01/atext976379.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)